暮らしの中にちょっとあると楽しい『つくる』こと。
2月は工作気分で自由な発想を活かせるアイテム。
元気になれる ごほうびバッチのレシピです。
文 / かぶらぎあかね
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「ごほうびバッチのレシピ」

「かあさん、いつもごはん作ってくれるから・・・はい、これ!」
毎日、何かしら作ったり描いたりして見せてくれる息子ですが、この日くれたのは折り紙で作った銀メダルでした。
「ご飯作りがんばっているで賞」といったところでしょうか。
当たり前のようにやっていることも、そう言われると嬉しいもので、自分で安全ピンを付けバッチにして胸につけました。
あ、それつけてるんだ!って気づいた息子も嬉しそう。
それ以来、私のエプロンにはこのバッチがついています。
あー、疲れたなー、なんだか、めんどくさいなー、なーんていう日もこれを見ると、よーし、やるぞ!と思えるのです。すごい効力!
子供に贈るなら、
「いつもお手伝いしてくれてありがとう賞」
「この冬は風邪ひかなかったで賞」とか
「宿題忘れなかったで賞」でもいい。
あたりまえみたいなことでも、褒められるとやっぱり嬉しい。
日常の小さな「よくできました」を探してバッチを贈ってみましょう。
今回は小学校1年生の息子と一緒に作ってみました。

材料
・ホイル折り紙 バッチのメイン。これに絵や文字を凹凸をつけて図案を描きます。
・お好みでリボン、ビーズ
・薄手のコルクシート 今回はコースターとして売っているものを使いました。
・紙コップ 2種類のサイズの円を書くために使いました。子供でも円を描きやすいですよ。
・透明ビニール ラッピングなどに使うPP袋を切り開いて使いました。
・安全ピン

紙コップの底を使ってコルクにぐるりと円を書き、切り抜きます。(直径5cmくらい)
これがバッチの芯となります。
コルクは程よいコシがありながらも切りやすく、糊で接着できる子供でも加工しやすい素材です。
厚紙でも良いと思います。

今度は紙コップの飲みクチ側でホイル折り紙に円を書き、切り抜きました。(直径7cmくらい)
そこに絵や文字を凹凸をつけて図案を描いていきます。
凹凸がつきやすいよう、コルクやゴム板など、少し弾力のあるものを下に敷いて描いていきます。
折り紙の裏側から、描くというと言うよりは、少し力を入れて引っ掻くと言う感じでしょうか。
今回は編み物のかぎ針を使いました。程よい丸みがちょうど良い感じ。
直接、折り紙の上に描いてしまうと破れやすいので、ビニールを載せ、その上から描いて行きます。

表に返すとこんな感じ!
図案が浮かび上がっています。
インクの線で描きたものとは違う面白さ。

文字を描く場合は、ビニールに下書きをして、ひっくり返してなぞれば簡単です。

切り抜いたコルクを折り紙で包みます。
コルクの裏面の周囲にぐるりと糊を塗り、折り紙の周囲には切り込みをつけて、貼り込んでいきます。

厚みがつくとこんな感じ!
しっかり感が出ますね。
そこに思い思いのデコレーション。

お花と蝶々のピンクのバッチは揺れるビーズをつけて。
宇宙のモチーフの青いバッチにはキラキラのフリンジを。

折り紙でジャバラを折って、華やかなHAPPY BIRTHDAYのバッチ。
うさぎさんにはポンポンをつけて。
これからの時期は「入学・卒業おめでとう」で作ってもイイですよね。
お家にある素材を持ち寄ってみんなで作ったり、子供同士で作って交換したりしてもきっと楽しい!
ごほうびバッチパーティーなんていかがでしょう?
楽しく作ってみてくださいね。
おまけ。
工作好きの息子がバッチの端材を見逃すわけはなく、

作ったのは・・・

メガネ!!
文 / " acasilo " かぶらぎ あかね
acasilo はヴィンテージ素材等を使ったバッグ・小物のブランド
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