つくるレシピ2月 ごほうびバッチのレシピ

2018_7.jpg

暮らしの中にちょっとあると楽しい『つくる』こと。

2月は工作気分で自由な発想を活かせるアイテム。

元気になれる ごほうびバッチのレシピです。

文 / かぶらぎあかね


* * * 

「ごほうびバッチのレシピ」

2018_0.jpg
「かあさん、いつもごはん作ってくれるから・・・はい、これ!」
 
毎日、何かしら作ったり描いたりして見せてくれる息子ですが、この日くれたのは折り紙で作った銀メダルでした。
 
「ご飯作りがんばっているで賞」といったところでしょうか。
 
当たり前のようにやっていることも、そう言われると嬉しいもので、自分で安全ピンを付けバッチにして胸につけました。
 
あ、それつけてるんだ!って気づいた息子も嬉しそう。
 
 
それ以来、私のエプロンにはこのバッチがついています。
 
あー、疲れたなー、なんだか、めんどくさいなー、なーんていう日もこれを見ると、よーし、やるぞ!と思えるのです。すごい効力!
 
 
子供に贈るなら、
「いつもお手伝いしてくれてありがとう賞」
「この冬は風邪ひかなかったで賞」とか
「宿題忘れなかったで賞」でもいい。
 
あたりまえみたいなことでも、褒められるとやっぱり嬉しい。
 
日常の小さな「よくできました」を探してバッチを贈ってみましょう。
 
今回は小学校1年生の息子と一緒に作ってみました。
 
2018_1.jpg
 
材料
・ホイル折り紙 バッチのメイン。これに絵や文字を凹凸をつけて図案を描きます。
・お好みでリボン、ビーズ
・薄手のコルクシート 今回はコースターとして売っているものを使いました。
・紙コップ 2種類のサイズの円を書くために使いました。子供でも円を描きやすいですよ。
・透明ビニール ラッピングなどに使うPP袋を切り開いて使いました。
・安全ピン
 
2018_2.jpg
 
紙コップの底を使ってコルクにぐるりと円を書き、切り抜きます。(直径5cmくらい)
これがバッチの芯となります。
 
コルクは程よいコシがありながらも切りやすく、糊で接着できる子供でも加工しやすい素材です。
厚紙でも良いと思います。
 
2018_4.jpg
 
今度は紙コップの飲みクチ側でホイル折り紙に円を書き、切り抜きました。(直径7cmくらい)
 
そこに絵や文字を凹凸をつけて図案を描いていきます。
凹凸がつきやすいよう、コルクやゴム板など、少し弾力のあるものを下に敷いて描いていきます。
 
折り紙の裏側から、描くというと言うよりは、少し力を入れて引っ掻くと言う感じでしょうか。
 
今回は編み物のかぎ針を使いました。程よい丸みがちょうど良い感じ。
直接、折り紙の上に描いてしまうと破れやすいので、ビニールを載せ、その上から描いて行きます。
 
 
2018_5.jpg
 
表に返すとこんな感じ!
図案が浮かび上がっています。
インクの線で描きたものとは違う面白さ。
 
2018_3.jpg
 
文字を描く場合は、ビニールに下書きをして、ひっくり返してなぞれば簡単です。
 
2018_6.jpg
 
切り抜いたコルクを折り紙で包みます。
コルクの裏面の周囲にぐるりと糊を塗り、折り紙の周囲には切り込みをつけて、貼り込んでいきます。
 
2018_9.jpg
 
厚みがつくとこんな感じ!
しっかり感が出ますね。
 
そこに思い思いのデコレーション。
 
2018_7.jpg
 
お花と蝶々のピンクのバッチは揺れるビーズをつけて。
宇宙のモチーフの青いバッチにはキラキラのフリンジを。
 
2018_8.jpg
 
折り紙でジャバラを折って、華やかなHAPPY BIRTHDAYのバッチ。
うさぎさんにはポンポンをつけて。
 
これからの時期は「入学・卒業おめでとう」で作ってもイイですよね。
お家にある素材を持ち寄ってみんなで作ったり、子供同士で作って交換したりしてもきっと楽しい!
 
ごほうびバッチパーティーなんていかがでしょう?
楽しく作ってみてくださいね。
 
おまけ。
工作好きの息子がバッチの端材を見逃すわけはなく、
 
2018_10.jpg
 
作ったのは・・・
 
2018_11.jpg
 
メガネ!!
  
文 / " acasilo " かぶらぎ あかね

acasilo はヴィンテージ素材等を使ったバッグ・小物のブランド
http://acasilo.com

※無断での転載・転用、また営利目的および配布目的としたご利用はご遠慮ください。