夏の終わりにやっと会えた青林檎。
イギリス生まれのクッキング用アップル、ブラムリーです。
長野県小布施で生産されていることを知ってから、いつか食べてみたくて
安曇野に住むようになった今年、車を走らせ小布施まで。
すっかり、この青林檎に夢中です。
文 / yuki
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ブラムリーはイギリスでは定番の林檎らしい。
そのまま食べるとすっぱくて食べられず、火をいれる事で美味しくなる調理用。
日本で生産されている林檎の多くはそのまま食べるためのもの、クッキング用というのはあまりありませんね。
お菓子作りによく使われる紅玉ももちろん美味しいけれど、ブラムリーのこの酸味は鮮烈。
カットしてみるとライムや洋梨を思わせる良い香りがふわ〜っと広がり・・爽やか!
まずは、生産されている方おすすめの方法でジャムを作りました。
ざっくりカットして林檎の重量の30%のグラニュー糖を入れて、、
電子レンジで3分加熱します。(良い色合いになるかな?と皮も一緒にいれました)
柔らかくなったら混ぜて2分加熱してみると・・・
あっという間にジャムが完成!!
加熱するとすぐに煮くずれるのです。
そして試食してみると・・「!!」
なんておいしいのでしょうか!・・すっかりブラムリーに夢中です。
まるで恋する気持ちに近いような。
なにを作ろうかなと考えるだけでワクワク。
さて、煮くずれやすいことを忘れずに、インパクトのある酸味を生かして・・
まずはチーズと組合せることにしました。
クリームチーズときび砂糖を練っています。
ブラムリーはフライパンできび砂糖とからませとろけない程度に加熱。
さて、なにが出来上がったかというと、、
クリームチーズとブラムリーのマフィンです!
ブラムリーたっぷり入っています♡
口に広がる味のハーモニー・・幸せ。
他の素材と組み合せると美味しさも味の楽しさ倍増。不思議な林檎です。
さて、やっぱりアップルパイも作りたい!と思い、またあれこれと考えました。
フワフワのパイ生地はなんだか違うかな?
イギリスのパイ生地でサクサクのパイにしよう。
加熱しないで生のまま入れるレシピもあるけれど、少し加熱しておこうかな?
そのままだと酸味が強いのでバニラアイスを添えて出来上がり!
イギリス風にあたたかいカスタードクリームソースをかけても良いですね。
まだ暑い時期なので、傷む前にほとんどはジャムにしておきました。
大きい瓶小さい瓶いろいろ。
食材に恋をするなんてことは思いもしませんでしたが、作ると想像を飛び越えて楽しいブラムリーに来年の夏の終わりにまた会えると思うとドキドキ。
楽しみに待ってます。
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オマケ
ブラムリーがおやつにも良いけれど、、ポークソテーやベーコンなどにも良くあうのでそちらでも大活躍でした!
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文 / yuki
長野県安曇野在住
来年の秋〜冬オープン予定のカフェギャラリーを準備中です。
日記→http://12notsuki.flyers-design.com/