つくるレシピ9月 ワイヤーバスケットのレシピ

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暮らしの中にちょっとあると楽しい『つくる』こと。

今回は生活力を感じるレシピ。

あったらいいな・・を作ってみよう!

文 / かぶらぎあかね


* * *

 

ものを作るということの楽しさはいろいろです。

ワタシだけ好みのものが作れる、上手に材料を調達してリーズナブルに作る。
もちろん、ただ没頭して手を動かすその時間が楽しいということもありますよね。
そして、欲しいサイズに合わせられるというのも大きな魅力。

私は数ヶ月前から、インターネットや店頭であるものをゆるゆると探していました。

それは、洗濯物を入れるバスケット。

脱衣所に合ったサイズ感、汚れた衣類を入れるので多少の耐水性・通気性が欲しい。
ポリエチレン製はあまり好みではないし、ステンレスは重くお値段も高め。服を入れるから、ワイヤーの切断面も気になったり。などなど、実用的なものだけに、なかなかコレというものに出会えずにいたのです・・・。

それならば、作ってみようかなと、
今回、この「ちいさなレシピ」という実験室のような場所を借りて、初めてのワイヤークラフトに挑戦してみました!

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欲しいサイズは30cm×30cmのラウンド型のバスケット。なかなかの大物です。
いきなり大きなサイズのものに取りかかるのは・・・と、イメージを膨らませるために、家にあった細いワイヤーを触ってみます。

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インターネットで紹介されている編み方を見よう見まねで試してみたり。
うーーーん、なかなか、これは作りごたえがありそうだ!

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どんな編み方がいいのかな?と小さなバスケットを試作してみました。
右側は、蔓で作られるかずら籠の編み方を参考にしてみたもの。このザックリ感で行ってみよう!

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そして、ホームセンターで材料のワイヤー探し。
ワイヤーと言っても、様々な種類、太さのものがたくさんあります。

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選んだのは黒のカラーワイヤー 3.2mm × 30M巻き。ホームセンターで800円くらいでした。

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ワイヤーをまとめているテープを剥がすと、ビヨヨーン!!

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30cm × 30cm のこの字のパーツを10本作りました。
これが芯となり、ワイヤーを巻き付けて行く感じです。

ざっくりとしたバスケットでもこの芯のサイズがそろっていれば、ラフすぎないのではないかと。

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底になる部分。
交差させてヒモで止めます。

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芯が奇数になるようにL字の芯を1本プラスします。

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芯の上下をくぐらせながら、ワイヤーをぐるぐると巻き付けて行きます。

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ぐるぐる。ぐるぐる。

けっこう力が必要です。ぐぐっ!

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かなりいびつですが、完成!!
味のあるバスケットができました。

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バスタオルを入れてみるとこんな感じ。
早速、脱衣所で働いてもらっています。
スツールの上を定位置にしていますが、欲しかった容量・サイズなので、コンパクトな空間がスッキリ使えている感じです。

ワイヤーの太さや密度を変えたら雰囲気が変わりそう。

持ち手はレザーでもいいかも、なんて、また作ってみたいなーと思っています。

 

文 / " acasilo " かぶらぎ あかね

acasilo はヴィンテージ素材等を使ったバッグ・小物のブランド
 
※トップ画像のデニムの豚くんはacasiloオリジナルのLevi's Lucky Pig。