今回は安曇野で暮らすようになって覚えたおやつ。
七夕は7月7日ですが、安曇野地方では月遅れの8月7日あたりに
収穫した小麦粉や野菜を使ってお饅頭を作る風習があります。
覚えたてほやほやの七夕まんじゅう、子どもと一緒に作りました。
文 / yuki
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七夕まんじゅうとはどんなものでしょう?
長野と言えば、おやきですが、そのふわふわ版ともいえると思います。
7月に収穫した野菜などを使うので8月に作るようになったのかな?
子どもの健康と幸せを祈って作ったおまんじゅうをお供えするそうです。
このあたりでは、子ども達の給食でも登場したり保育園などでは自分達で作ったりします。
私は友人の農家で開かれる「暦の会」で作り方を教えてもらいました。
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では、早速、七夕まんじゅうを作りましょう!
用意するものはこちら。
七夕まんじゅう 12個 レシピ
A
・小麦粉(地粉または中力粉)300g ※ない場合は薄力粉150g+強力粉
・ベーキングパウダー 小さじ2
・砂糖 30g
・重曹 大さじ1
・塩 ふたつまみ
B
・水 100cc
・卵 1個
・酢 大さじ1
・油 小さじ2
C(いれる具材)
・市販のあんこ
・茄子味噌(茄子2本で作ります)
まずは、Aの材料をボールにいれて泡立て器でグルグル。だまをとり、空気を含ませます。
(ふるってももちろんOK!)
次に、別の容器にBを混ぜ合わせて・・・Aにいれて、ゴムベラなどで混ぜ合わせ全体にしっとりしてきたら手で軽く捏ねます。
こんな感じになるはずです。ラップをして常温で30分程ねかせます。
その間に、中に入れる具を用意!
茄子を2本、1cm角に切ってごま油で炒め、味噌30g・しょうゆ小1・砂糖大1・みりん小1で味付け。
これだけでも美味しい鉄火茄子のできあがり。
あんこは1個30g入れるので、計っておきます。
さて、生地も良い感じにしっとりしてきました。
ベトベトとつかないように台に粉をふってから、生地をとり出し・・切りやすい棒状にして12個に分けます。
包みます!丸くのばしてひだを寄せ・・最後にしっかり生地を閉じます。
少しくらいはみ出ても大丈夫なので、子どもも一緒に包みます。
1個ずつキッチンペーパーを敷いて蒸し器へ。
強火で12分ほど蒸したら出来上がり!!
やったー!
できたてはホカホカで美味しい。
残ったらまた蒸してあたため直し、またほかほかに。。
「お供えもしておこう!」と、息子がお皿に載せて我が家の守り神お狐さまにお供え^^
地方ならではのおやつ。
素朴な味にホッとします。
昔から続く風習、子ども達がいつか思いだすように私もつくっていきたいなぁと思います。
身近な材料で作れるので、また来年作ろう。
中の具材もいろいろ工夫してみたいですね。
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文 / yuki