「今度から温かいお弁当が始まるんだって!」
今回は保温庫であたためるお弁当の話です。
文 / 小林えまこ
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保温庫ってご存知でしょうか。私自身の幼少時には使った経験がないのですが、大人になるにつれ何となく耳には入っていたよ、という存在でした。温飯器、とも呼ばれているようです。次男の通う園では1月から冬の間はこの保温庫が使用されていて、登園後に集められたお弁当は冷蔵庫のような金庫のような形状の保温庫内に並べられ、約70~80度くらいまで温められているそうです。そして食べる時には熱々すぎない、お弁当のふたを開けると少し湯気が立つ程度まで冷まして準備してくださっているそうです。
今度から温かいお弁当が始まるんだって!肉まん、ホットドッグ、グラタン、ドリア、お好み焼き、、色々試してみたいなぁ!と、ワクワクしていた私と子ども、今回は私の「保温」を意識しすぎたほかほか保温弁当をまとめてみます。
シュウマイ弁当
温める=シュウマイ まずひらめいたのがこちらです。
つなぎが多かったりすり身を用いたふわふわのものではなく、蒸し立てをハフハフ言いながらいただきたいようなお肉のみっしりとしたいかにも手作りっぽいシュウマイ、温かいならお弁当でも食べたい。
チーズバーガー弁当
冷めたらカチカチになりそうなビーフ100パーセントでも温めるなら安心。レタスやトマトは一緒に挟めないのでパンの間にはチーズとパティとソースのみにしました。ゆで野菜をおかずに。チーズがとろりとして美味しかったそうです。
海老フライとじ丼弁当
カツ丼親子丼、、卵でとじる弁当はシリーズ化だな。丸く黄色いのはミニトマトではなく金柑煮です。
天津飯弁当
こちらも丼シリーズ。ごはんの上にかに玉と硬めにまとめたあんをのせました。
ホットサンド弁当
ホットにして美味しい、、をイメージしてチョコレート入りのホットサンドを。りんごとレーズンのバターソテーもホットメニュー。
お弁当箱の材質がアルミや保温庫対応のポリプロピレンに限られることや、ミニトマトなどの野菜や温めに不向きなおかずがあることなど、温める上での考慮は必要ですが、普通のお弁当だってOK。考えてみたらどんなシンプルなお弁当でもご飯がホカホカって、それだけでおいしく感じられますよね。また、おかずの種類の中には温かいだけでありがたいものもあります。私は焼き魚やウインナーの冷えた油の感じが少し苦手なので、サバの麹焼きに白ご飯、なんていう組み合わせだったら普段ならちょっと敬遠しがちだったり、お弁当箱内の配置に気を使うところなのですが、冬の間はここぞとばかりに満を持して持たせられる!保温庫だからこそ楽しめる冬季限定お弁当、来冬までにもっとアイデアを増やしていきたいです。