季節を通して作る保存食
1年のはじまりは味噌作り。
今回は家族で作るお味噌の話です。
我が家では、年が明けるとお味噌を仕込みます。
味噌は「豆、麹、塩」から作ります。
豆は一般的に大豆を使いますが、黒豆やひよこ豆などいろんな豆を使って作るみると、風味や香りの違う味噌ができるようです。
麹は地域によって使われるものが変わるようで、米麹(白米麹、玄米麹)、麦麹、豆麹などがあります。
我が家は、米麹で作っていたときもありましたが、麦麹の独特の香ばしさや味噌にしたときの風味が大好きで、ここ何年かは麦麹を使っています。
麦麹を使ったお味噌は主に九州地方で食べられているようですね。
お正月に実家で作ってもらったお味噌汁がとっても美味しくて、今年は母に教えてもらった大豆:麹=1:3の配合で仕込みました。
大豆は一晩水に浸けて戻します。
大豆を茹でる時に圧力鍋を使うのですが、うちのは小さめサイズなので何回にも分けて茹でます。
今年は1.5キロの味噌を6回に分けて茹でました。
一晩たつと大豆はこんなに大きく戻ります。
大豆を茹でてから潰して、麹、塩と混ぜていきます。
ここの作業はこどもたちが大活躍。
潰して、混ぜて、詰めて・・・お手伝いさんが3人もいてくれるので、少し大変でした。
いや、助かりました。笑
大きい容器がだんだんいっぱいになってきます。
仕込みが終わった味噌を、去年仕込んだ味噌と並べてみました。
左が去年のもの、右が今年のもの。
一年かけて熟成された味噌はとても香りがよく、がんばっておいしくなってくれたんだなぁと、なんだかかわいさまで感じます。
わたしが季節を通して作っている保存食、
梅干し、梅酒、ジャム、いくらの醤油漬け、栗の渋皮煮、干し芋、味噌、塩麹、醤油麹、ぬか床など。
これらはやっぱり小さい頃から見ていた母や祖母の姿が基になっています。
懐かしい匂いやゆらゆら揺れる湯気。
今回の味噌にしても、今はスーパーに行けば特別な方法で短期熟成させたものが安い値段でたくさん売っています。
熟成に一年近くかかるお味噌を、どうやって1ヶ月もかからず作っているのかなぁといつも不思議になります。
こどもたちにはできるだけ「ほんものの味」を知ってほしい。
これからも家族と楽しみながら保存食作りを続けていけたらと思います。
■お知らせ
ちひろさんの小さなおやつ教室がはじまります。お近くの方はぜひ。
【おやつ教室 ことこと】
今回は乳製品、卵を使わないおやつ3種。
・麦みそクッキー
・桜のおだんご
・りんごゼリー(りんごの甘煮入り)
場所 海老名市門沢橋コミュニティセンター 実習室
日時 2月27日 (土) 10:00〜12:30 ※多少前後します
料金 2500円 (お子さまも参加される場合、プラス500円)
詳しくはこちら → ☆☆