南フランスからの手紙 その③ リセ•レストラン

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南フランス・モンペリエから届いた手紙。
今回はちょっと珍しいランチの話をお届けします。
 
text by madoka
  
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フランスはいわずと知れたグルメの国。

そんなフランスに移り住み驚いたのは、公立高校にホテルとレストラン専門の学校があること。
我が家の近所にも一昨年この高校ができました。

 
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中にはホテル、レストラン、パン屋さんがあります。
 
生徒さんたちが、授業の一環として行なっているので、完璧とはいきませんが、値段は人件費がはいらないので、とてもお手頃。

作ったものも無駄にしないので、とてもいいアイデアだと思います。
 
パン屋さんは、その日に授業でつくったものがでるので、種類はあまりないし、形も手作り感いっぱいですが、全て手作りで、フランスの伝統的なものが、季節にあわせてつくられるので、とても楽しみです。
 

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この高校で先日、面白いランチがありました。

新しくレストランのサービスの先生を募集したのですが、その採用試験で実際にランチを食べるのです。

何人もの審査員がテーブルの周りで審査しながら、その前で食事をするので、何だか変な感じですが、わずか15ユーロで、前菜、メイン、デザート、カフェ、そしてワイン飲み放題です!

なかなか面白い経験なので、主人と一緒にいってきました。

 

まずは前菜。主人はファグラのテリーヌ。

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私は虹鱒です。

お魚は前菜というより、メインの様なボリューム。綺麗に皮をとり、丁寧に頬のお肉まで外してくれました。

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さすが、サービスの試験。サーブするのが難しいメニューです。

 

メインは、二人とも羊のロースト。お肉が柔らかくて美味しかった!

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そしてデザート。主人はガトーショコラ。

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私はクレープフランベです。

またまた、私のデザートはサーブが難しそう。

先ずはフライパンを温めて、グラニュー糖をたっぷり溶かします。レモンを絞り入れ、オレンジジュースも入れます。

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そこへクレープを入れてシロップを染み込ませ、最後にグランマニエを注ぎ、点火!

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残念ながら、コンロの調子が悪く、うまく火がつきませんでした。

お陰でアルコールたっぷりのクレープを食べることに。

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ちょっぴり失敗はありましたが、とても楽しいランチでした。

  

文 / madoka