あかりとかおり⑥ あたためるあかり

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3月は食卓の柔らかな あかり。

 

「あかりとかおり」の話は今回で最終回です。

テキストは " acasilo "  かぶらぎ あかねさん。

* * * 
 

ふと手にしたのは『捨てない知恵』という本。

 
暮らしにまつわるエッセイを書かれたり、キッチン用品の商品開発などをされている
石黒智子さんの本でした。
 
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すっきりと手入れの行き届いたお家や、
工夫いっぱいの暮らし方は、憧れるだけではなく、
私でも取り入れられるようなアイディアいっぱいの素敵な内容でした。
 
 
その中で、ぜひマネしたい!と思ったもの。
それが手作りのキャンドルウォーマーです。
 
キャンドルウォーマーは、ティーライトキャンドルの炎で
テーブルに出したお料理やお茶をあたたかいままキープできるというもの。
 
 
もちろんキャンドルウォーマーは市販されているのですが、
彼女が作ったウォーマーがシンプルでとっても素敵。
 
石黒さんはこちらのキャンドルウォーマーで紅茶を楽しまれているそうですよ。
 
 
本を参考に私が作ったものがこちら。
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お餅などを焼くステンレスの網を曲げて、
板の上に乗せて固定するだけなのです。
網はスーパーや100円ショップでも手に入ります。
 
網はちょっとやそっとでは変形しない位にしっかりとしていますが、
ブロックやテーブルの角を使い、様子を見ながらじわじわと力を入れるとキレイに曲げることができます。
 
この時、どこで曲げるのかで、キャンドルの炎から温めるものまでの距離になるので
どんな風に使いたいか考えてから作業すると失敗がないかと思います。
 

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網の下に置いた板は近所の木材屋さんで買って来たものです。
少し厚みがあって古材っぽい感じの方が雰囲気が出るかなと、杉板を選んできました。
ティーライトキャンドルは缶の蓋に乗せて、網の下に差し入れやすくしてみました。
 
 
今まで、キャンドルは主にインテリアとして楽しんで来たので、
ものをあたためるという使い方は初めて。
 
試しに、水を入れた小鍋にをウォーマーに乗せてみると・・・
時間は多少かかるものの、お湯を沸かすことができました。
 
キャンドルの数によっても火力の調節はできそうです。
 

 

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まずは飲み物から・・・ということで朝食にチャイを作ってみました。
 
紅茶専門店でチャイの作り方を教えてもらったので、
スパイスや温度についてのあれこれを家族と話しながら、
材料を入れてかき混ぜて作ります。
 
キャンドルの灯りで、いつもの朝食が、なんだかちょっと特別な感じ。
 
そして、チャイが美味しい!
 

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こちらはグラタンでランチ。
 
無印良品のホーロー容器を使ってオーブンで調理した後、
そのままウォーマーに乗せています。
 
直火OKな耐熱皿や小振りの鉄のフライパンを使っても良いかと思います。
 

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ゆるやかにあたたかさを持続するので、
トロトロ感を楽しむチーズやクリーム系のお料理にピッタリです。
 
目の前で取り分けられるトロリがますます食欲を刺激するかも。
おかわりもあたたかいままです。
 
 
台所とテーブルを行ったり来たりしがちなお母さんが、
ゆっくりと腰を下ろして食事を楽しむ・・・ということにも
キャンドルウォーマは一役買うかもしれませんね。
 

+ + +

 

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いつもの暮らしにをプラスしたら、いつもとちょっとだけ違う感じ・・・
そんな内容になればいいなぁと思いながら書いた "あかりとかおり" 。
 
ゆらめく灯りや、ふんわりと漂う香りを感じて、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
 
書き上げた6つのお話は私の宝物になりました。
 
お読みいただき、ありがとうございました。
 
 
文 / " acasilo " かぶらぎ あかね
 
acasilo はヴィンテージ素材等を使ったバッグ・小物のブランド。
  
 
 
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