母の日のある5月はこちらの絵本。
シャーロット・ゾロトウ/文、アニタ・ローベル/絵『おかあさん』。
この絵本は主人公の女の子わたしが自分のお母さんのアルバムを見ながら、「この赤ちゃん、わたしのお母さんなのよ」「子どもだったとき」とお母さんを紹介してくれる話。
左のページが私。そして右側が「お母さん」。
赤ちゃんの時から始まって
1ページめくるたびに成長していくお母さん、
学生時代、そして結婚、、最後にわたしに会う日。
お母さんはわたしに出会うために生まれてきた・・そんな気持ちになります。
読んでみると、子ども達よりお母さんがジーンとする物語かもしれませんね。
鮮やかな色調で細かく描かれている絵もとても好きです。
子どもの頃、特に小さな頃は「お母さん」が
赤ちゃんだったり、学生時代があったりなんて、不思議なことに思えますよね^^
でも、その不思議を感じつつ、、今があることをそっとあたたかく伝えてくれる絵本です。
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シャーロット・ゾロトウの絵本は
いつもほんのり優しく贈り物のようで大好きです。
好きな絵本はいくつかありますが、
その中からもう1冊あわせてご紹介。
私がはじめて出会った『ねえさんといもうと』です。
小学生の頃だったかな・・多分、としごの姉妹だった私と姉に母が読んであげたかったのかも。
当時は姉妹の・・特にお姉さんの少し複雑な感情表現になんともいえない気持ちになりました。
私は妹だったので、お姉さんという立場がわからなかったからかな?
けれど、印象深く覚えていて心に残っています。
そう思うと、子どもだから・・わかりやすく・・ということだけが大事ではないですね。。きっと。
大人になっても忘れられない絵本に子ども達が出会えると嬉しいなと思います。
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text by yuki